メキシコでは、日本では信じられないような古い車がたくさん走っています。
「クラシックカーを愛する」というよりは(そういう人もいますが)、「買い換えるお金がない」「まだ走るのだから」というのが主な理由。
ボーチョと呼ばれる、フォルクスワーゲン・ビートルがその代表格です。
今メキシコで走っている流しのタクシーは、塗装が大きく分けて3種類あって、全身を緑色に塗られたボーチョ、白い車体に赤のラインがはいっている中型車(ツルという名称で売られているNISSANサニーが使われることが多い)、それと最近増えてきているエンジ色とウコン色の2色で塗られているタイプがあります。
ボーチョが一番古く、またタクシー強盗などの被害にも遭いやすいと悪名高いのですが、こっちに住んでいる人はそう怖がることなく乗っていますし、私もよく利用します。
「ヘイ、タクシー」と人差し指を突き出して車を停めてみれば、ちゃんと走るのか?!と心配になるような車もあります。
今日乗り込んだボーチョ・タクシーは、タクシーメーターも旧タイプ。
デジタルではなく、距離に応じてカシャッと数字が変わるもの。
珍しかったので、写真を撮らせてもらいました。
これはドイツ製らしく、今でも修理をしてくれるところがあるそうです。
ちなみに、その横にちらっと写っている箱は救急箱で、ボーチョ・タクシーに乗るとこの位置につけてある車が多いです。
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by mangorico4
| 2008-09-29 21:51
| メキシコシティ