カテゴリ:メキシコの旅( 29 )

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ツアーに参加し、ジャングルの中の遺跡パレンケを訪れました。
同じチアパス州でも、こちらは熱帯の気候で、蒸し蒸しと暑いです。
パレンケはマヤ文明の遺跡で、最盛期には人口7万人の巨大都市でした。
4トンもある巨大な一枚岩を運び込んで作った神殿、天文学を用いてすでに現代と同じく365日の暦を持っていたこと、地下水路を駆使し整備された都市など高度な文明を誇っていましたが、いつしか打ち捨てられ廃墟となっていました。
ガイドさんによると、森林伐採による干ばつで深刻な食料不足に陥り、グアテマラへと移って行ったそうです。
長い年月のあいだに神殿や住居跡に土がかぶさり、木々が生え、小山のようになっていました。
今でも調査・修復されているのはほんの一部で、「あの小山もあれも神殿跡だよ」と教えてくれました。

奇しくも今年はマヤ暦が「終わる」年で、マヤ人は終末を予言していたなどと話題になっていましたが、実際にはマヤ暦は十干十二支のように回る暦で、今年の12月◯日(日付忘れました)で一巡するのですが、また新しい年が始まるのです。
マヤ暦には、星座のように、生まれた日を司るシンボルがあるそうで、それをかたどったペンダントが売られていました。
その辺で目にしても絶対に買わなさそうなシロモノなのに、シンボルの意味をつらつらと述べる売り子の口上が見事で、しかも「音楽・芸術・文学を司る。繊細な人柄。喜び溢れる人生を送る」とか「夜を司る神。すべてにおいて力を持つ」とか、なんか嬉しくなっちゃうことを言うので、その場にいた全員が買っていました。
ちなみに私は「雨の神。水の女王。宇宙の統治者。青い鷲」だって!
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先住民の村を訪ねるツアーに参加しました。
サンクリストバルから車で30分ほどのところにある、シナカンタンとサン・フアン・チャムラという村です。
ガイドさんの説明によると、どちらもメキシコの一市町村ではあるものの、先住民による自治区となっており独自の法律があるそうです。
村に入る「外国人(メキシコ人も含め)」は入村手続きをして入村料を払わなければなりません。
勝手に村の人の写真を撮ったり、教会の内部を撮影したりすることは禁止されています。
独特の世界にヨソモノとして入っていくわけで、おっかなびっくりだったのですが、同行のガイドさんは地元の人達と顔なじみで、現地の言葉で会話したり終始なごやかなツアーでした。

写真はシナカンタン村の教会です。
シナカンタンの主な産業は花の栽培と織物です。
教会の中には、すごい数の花が供えられていました。
彼らはキリスト教ではありますが、スペイン人が到着する以前の宗教と混ざり合った独自の信仰をもっています。
例えば彼らには、ナワルと呼ばれる動物の化身(守護動物?)がいるそうです。
カナダのトーテムと似たような信仰です。
ナワルが強くなりすぎるとコントロールができなくなり、村に災いをもたらすとされているため、動物の置物を作り、「神」による結界で守られている教会に安置するそうです。
土着の宗教と言ってしまえばそれまでですが、八百万の神々のいる日本人には、割と理解しやすいんじゃないかなと思います。
お元気ですか、にあたる挨拶は「ブシャボントン」と言うそうで、直訳すると「あなたの心(の状態)はいかがですか」となるそうです。
スピリチュアルなことや自然との関わりが強いんだなあと思いました。
教会のある広場を吹き抜ける風と、周りをぐるりと囲む山、澄み渡る空を見ていると、とても自然なことに思えました。

続いて訪れたサン・フアン・チャムラは、シナカンタンよりも大きな村で、アニマリートと呼ばれるぬいぐるみや羊毛を使った織物で有名なところです。
ここでも教会を見学させてもらいました。
この村では、今は西洋医療も入ってきていますが、もともと病気は「悪い行い」が原因でおこると考えられていました。
教会は、病人の家族が治癒を願って祈祷をする場所で、いわば病院なのだそうです。
祈祷は、たくさんのろうそくを床に直接置き、床に座っておこないます。
白いろうそくが少しだけの時は軽い病気、色とりどりのろうそくがたくさん供えられている時は重病なのだそうです。
ろうそくの前で真剣に祈っている人達の姿を見て、家族を思う気持ちは同じだなあと思いました。
他にも病の治療方法として、お祓いのようなものがあるのですが、鶏や卵を体にあてて悪い病気を吸わせ、鶏の場合は首をはねて血を流す、卵の場合は割ることで病を昇華させるそうです。
また、炭酸飲料が治癒に使われるのですが、これはゲップすることで体内の病を外に出すと考えられているからだそうです。

先住民の村といっても、今はテレビもあるし、スペイン語も習っているし、民族衣装を着ない人も増えています。
病気の治療も、実際は西洋医療の方が強くなっているかもしれません。
サン・フアン・チャムラの教会の前には、景観上どうだろ?と思うような薬局チェーン店ができていたし。
でも本当は、体に出てくる病気と心は密接に繋がっていると思うし、昔ながらの薬草(漢方薬)も有効だと思います。
だからどちらかにかたよるのではなく、両方のいいところをとりつつ、伝統が残ればいいのになと思いました。
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オアハカから夜行バスでチアパス州へ移動。
デコボコ、クネクネする山道に耐えること12時間。
サンクリストバル・デ・ラス・カサスという町に着きました。

チアパス州はメキシコの南部にあり、暑いかと思いきや、高地のため朝晩は冷えます。
セーターを持ってきて良かった。
町の中を散策すると、民族衣装を着た人々をたくさん目にします。
この辺りはマヤ文明が栄えたところで、今でも先住民が暮らす村がたくさんあります。
地域によってことなる民族衣装があり、また民芸品も豊富なのです。
メキシコシティからは少し遠いので今まで来たことがなかったのですが、念願かなってよかった!

夜になって、オアハカで偶然知り合った日本人の女の子と待ち合わせ、ごはんを食べました。
彼女はニューヨーク在住で、自分でまつげエクステのサロンをやっているそう。
最近、メキシコの友達でも自分で仕事を始める人が多くて、同世代の人が活躍してるのっていいなあと思います。
たくさん刺激をもらいました。
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タペストリーの柄のアップ。
もちろん手織りで、糸も昔ながらの方法で染めています。
赤はコチニージャ(サボテンにつく虫からとれる染料)、青はインディゴ、オレンジはマリーゴールド、黒はウイサチェという木の実、白とグレーは羊毛のそのままの色だそうです。
良いものは100%羊毛で、光にかざした時にキラキラ光ったり、毛を少しむしって燃やした時に溶けて固まりになるものはセキユ系の人工の糸を使っているそうです。
羊毛は人毛のように、燃やすとチリチリになる(粉末になる)そう。
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オアハカ州の偉大なる民芸作家たちの作品展が開かれていました。
めったにお目にかかれないような素晴らしい作品がずらり。
興奮しすぎて写真を撮るのを忘れました。
素焼きの人形、木彫り人形、黒土を使った壺、織物、刺繍の入った民族衣装、シルバーアクセサリーなど。
唯一、この写真とタペストリーの柄のアップだけ、「このままハガキとかのデザインに使えるかも」とかイヤラシイ考えで撮ってました。
この細かい刺繍、全部手作業です。
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民族植物園と訳すのが正しいかわかりませんが、オアハカ州に生えている植物を集めた植物園に行きました。
薬草、野菜、食用にされている野草、サボテンなどのセクションに分かれていて、ガイドの説明を聞きながら見学しました。
例えば、オジギソウ(メキシコでは"恥ずかしがり屋"という名前)は薬草として用いられるそうで、ちょっとメモが不確かなのですが、血液を固める効果があるそう。
(違っていたらごめんなさい!)
ポレオという植物は可愛い紫の花をつけるのですが、これを煎じて飲めば胃痛や二日酔いに効果があるそう。結婚式のパーティで、来客に配ったりするそうです。
チェピルという植物は、香りづけに白米と一緒に炊いたり、タマル(トウモロコシの葉に実をすり潰して練ったものを包み、蒸した料理)の具にいれたりします。
その後入った、「おばあちゃんの家」という名前のレストランで、それらの野草の名前を見つけた時には感動!
日本でも漢方薬を使ったり、ワラビなどの野草を食べたりしますが、メキシコと共通するものがあると思います。

写真は、メキシコらしくサボテン。
ちなみに、ひらべったい葉のウチワサボテンは、葉や実を食べます!
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泊まっているホテルの近くの教会でお祭りがありました。
賑やかな金管バンドの演奏、民族衣装に身を包み、頭に花で作った飾りを乗せた女性たちの踊り、3mもある巨大なハリボテ人形もくるくると踊っています。
教会の前で踊った後は、ディズニーランドのパレードのような山車(派手ではありませんが)と共に市内を練り歩きます。
あちこちで、爆竹の音も響いていました。
こういう祭り行列をカレンダと言うそうで、教会の聖人のお祭りや結婚式がある時にも呼ばれるそうです。
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オコトラン村に続いて、カラフルな木彫りの村、サン・マルティン・ティルカヘーテへ。
動物やガイコツ、天使、椅子、ハートのオブジェなど様々な形の木彫りに、幾何学模様や花など色とりどりにペイントした作品が有名です。
初めてこの村を訪れたのはもう10年ほど前。
その時もすでに人気のある民芸品でしたが、さらにさらに有名になっているようで、今ではメキシコシティの民芸市場などどこでも目にするようになりました。
民芸品というよりもアートの域に達している作家の作品は、何万円から何十万円もしてなかなか手が出ませんし、逆に大量の需要に応えるためか、あまり心のこもっていないものもたくさんあります。
今回20軒近くの工房を訪ねたのですが、これは!と思うものはほんの少しでした。
以前買ったのと同じようなものが欲しいなと思っていても、作家のスタイルが少し変わっていたり、流行や売れ筋に合わせて色彩や形が変わっていたり。
ある作品の形や模様が流行ると、他の作家たちも真似をする傾向があり、オリジナリティのあるものは限られています。
そんな中、なんとなく愛嬌のあるものや、丁寧に作られているものを選んできました。
恥ずかしながら、工房直売ではなく、オアハカ市内のお店から購入したものもあります。
きちんとした作家の良い作品を仕入れるには、作家に直接依頼しないといけないようです。
今回は、準備不足を反省。

写真は、とある工房の様子。
カラフルな作品の写真ではなくゴメンナサイ。
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色とりどりの木彫り人形で有名な村に行く道中、乗合バスに同乗のおばさんから、今日はこの先のオコトラン村に露天市場が立つよ、と教えてもらいました。
木彫り村を通り過ぎることになりますが、お腹も空いたし、まずは露天市場へ!
オアハカ市近辺の村では、毎日どこかで露天市が開かれます。
観光客も訪れますが、どちらかというと、日用品を買い求めるための場所。
野菜、果物、薬草、肉、魚の干物、衣類、鍋などの調理器具、雑貨など。
スーパーマーケットのようです。
この辺りでは山羊の肉を食べるようで、野菜と山羊の臓物を煮込んだスープを飲みました。
実は臓物が苦手で、見た時はウッと思ったのですが、ほとんど臭みはなく美味しかったです。
刻んだキャベツとコリアンダー(香草)を加え、ライムをしぼって食べました。
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すっかり更新が滞ってしまいました。
時間を見つけて、さかのぼって書きたいと思います。
数時間前にオアハカに到着しまいました。
メキシコシティからバスで6時間半ほどです。
前に来たのは10年前くらいでしょうか。
その時は8時間くらいかかったので、きっと道が良くなったのでしょう。
それにホテルやレストランの数もぐんと増えたようです。
治安もいいし、カワイイ民芸品が沢山あるし、ご飯美味しいし、歴史ある街並みが残っているし、遺跡もあるし、そりゃあ人気の観光地になるよなあ。
明日は、色とりどりの木彫りの動物を作っている村に行ってきます!

写真は、ホテルの人と、メキシコ北部のメヒカリ市から観光に来た男の子と一緒に食べた夜食。
オアハカ名物のtlayuda(トラユーダ)という食べ物。
どでかいトルティージャの中に、黒豆のフリホーレス(豆の煮込み)、オアハカ名物の裂けるチーズ、レタスをいれて二つ折りにし、炭火の上で直に焼いたもの。
パリパリのトルティージャが美味しい。
私の手のひらの1.5倍の大きさで、薄く見えてもボリュームたっぷり。
半分だけ食べて、残りは持ち帰ることにしました。
トッピングはセシーナという、味付け肉。
メキシコシティ周辺でも食べられるのですが、味付けが異なります。
フリホーレスも、シティでは赤茶色の豆を使うけどこっちは黒豆。
珍しいものを食べるのも楽しみです!
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